花子 10
MS-DOSの時代に発売された花子を早速入手して使ってみました。まずは、仕事で使いたく、倉庫に配置されているワインのタンク見取り図を作りたかったのです。
でも、結局使い物にならず、あきらめたことを、思い出します。

花子は、基本的にはベクトルデータを扱うので、作図やCAD的な使い方には、得意なソフトでした。その反面、字の入力やきれいなイラストなどの張り付けは苦手でした。

今回の花子はベクトルもビットマップも扱うことができます。それと、花子フォトレタッチというソフトも付属されました。これで、画像やグラフィックを扱うのは、完璧だ、と、思ったのですが、やはり、ちょっとクセがあるかな、という感じです。

なんでもそうでしょうけど、やはり、「慣れ」の問題でしょうね。だけど文字入力には、まだ、違和感があったりします。

花子の方向として、DTPは、アドビ軍団にまかせて、あくまで個人使用でのDTPモドキ、こんなのをターゲットにして欲しいなあと思います。
その昔、ジャストのソフトで「大地」というDTPソフトがあったみたいですね。ポストスクリプトは扱わないまでも、また、RGB出力でいいから、家庭のプリンタで出力するという前提のソフトを目指していただきたいなあ。

あと、花子そのものに、レタッチ機能がついていれば、もっと、使いやすいものに、なることと思います。

ジャスト社は、ラベルプリント、MP3作成、音源編集、また、つい最近ではビデオ編集のソフトを発売したようです。OEMもあるようですが、それぞれが、とても高機能でこれひとつあればよい、というソフトに仕上がっているようです。

ジャストシステムから今後発売されるソフトが楽しみです。