Elegance / Romane&Rosenberg
_1.Opus De Clignancourt
_2.Just Enough For Jazz
_3.Soir De Trottoir
_4.After You've Gone
_5.La Promenade
_6.Dreams
_7.Pour Parler
_8.The Break Thru
_9.For Jim
10.Hou High The Moon
11.Pierre

 最近、新フランス・ホットクラブ五重奏団を組んでアルバムもつくり、ジャンゴ系ギタリストの第一人者でしょうね、ロマーヌは。・・と、実は、私、彼のことは何にも知りませんでした。

 ロマーヌは1992年にデビューとのことで、オリジナルを中心に精力的にアルバムをつくっているそうな。で、ジャンゴが晩年に住んでいたパリ東60kmほどのサモワ・シュル・セーヌというところに住居を構えているそうな。

 ローゼンバーグ・トリオは1997年に来日したことがあるらしいけど、知りませんでした。オランダ出身とのことです。そういえば、ジャンゴ系グループは、どういうわけかノルウェーだとか北欧が、さかんですね。で、ローゼンバーグ・トリオのメンバー全員がジャンゴの血を引いているんですって。どうりで力の入れ具合が違いますね。

 どちらにしてもジャンゴ特有のMauriceギターの音色が最高です。ローゼンバーグの得意なフレーズがチラッと見え隠れしますが、とてもおしゃれで、それでいて、うるさくなく、飽きのこないアルバムに仕上がっています。

 お決まりのジャンゴやグラッペリの曲があるんだろうな、と、思ったら、オリジナルやスタンダード中心の選曲でした。クラシカルになりがちなジャンゴ風を、現代的に、それでいて味わいのある仕上がりになってます。