Djangology /Django Reinhardt
_1.Minor Swing
_2.Beyond The Sea (La Mer)
_3.Bricktop
_4.Honeysuckle Rose
_5.Heavy Artillery
_6.Djangology
_7.After You've Gone
_8.Ou Es-Tu, Mon Amour? (Where Are You, My Love?)
_9.I Saw Stars
10.Lover Man
11.Menilmontant
12.Swing 42

このアルバムは1949年に、ローマのクラブでアマチュアによって録音された、とのことです。

ギター3台に、バイオリンとベース。クインテッド・オブ・ザ・ホット・クラブ・オブ・フランス(QHCF)は、弦だけのジャズバンドでした。1910年生まれのジャンゴが、火事で指に火傷を負い、左手2本が動かなくなったというのは、有名な逸話ですが、その4年後の1934年にQHCFが結成されています。

ヨーロッパで名声を得た後に、アメリカへ渡って絶賛されることになり、大物ミュージシャンたちと競演することになります。
1953年に43才で亡くなるのですが、かれがジャズギターはもとより、ジャズ界へ与えた影響は、とても大きいものです。

だけど、あるジャズ好き人間は、ストリングだけのジャズ、というと、「邪道だなあ」なんて、ほざきました。こういうジャズ人って、多いんですよね。薄暗いライブハウスでもの憂い表情で、立派なオーディオ機器からラッパの音が聞こえて・・・。あ〜、もう、イヤ。私、ジャズって、けっこう好きなのですが、このような方が多いので、今ひとつ入り込めないところがありますねえ、ジャズって・・・

アコースティックでスイングする、なんて、いいですよ。ガチガチのジャズおたくになるまえに、ぜひ、ヨーロッパ・ジャズも聴きましょう。