UBU-SUNA:産土 / 鼓童 _1.煌響
_2.弓ヶ浜
_3.チャナンサリ
_4.游カラク
_5.道
_6.入破
_7.月の舞

1981年、佐渡で鼓童が結成され、鼓童村をつくり、海外でも活発に公演活動を行っています。鼓童というと、鍛え上げられた肉体をつかっての大太鼓の演奏を思い浮かべますが、私が、まず、感激したのは、太鼓のリズムでした。帯広公演での最初の演奏は、小さな太鼓を13,4並べての、太鼓アンサンブルでした。単調で規則正しいリズムを刻んでいく・・すると、いくつかの太鼓が、アクセントをつけて、リズムをくずす。それが、あちこちで、線香花火のように、パチパチと、太鼓がはじける・・。それが、一定のリズムでは、ないんですよね。基本的なリズムを刻みながら、いくつかの太鼓が、はじける。その、リズム感たるや・・・、まさに、感動ものでした。よっぽど、音楽的センスとリズム感、過酷な練習がなくては、あんなことできないでしょう。

コンサート自体は、なんというか、ある統一した雰囲気がありました。途中で、客席を巻き込んだ演奏などもあったのですが、張りつめた緊張感が全体にありました。

最後には、あの、大太鼓の登場です。あんな男らしい、肉体的にも精神的にも均整のとれた演奏をみたら、たいていの女性どもは、いっぱつでノックアウトでしょう。

演奏後は、私も、放心状態で、ほけ〜っ、となりました。