再会  / ザ・ナターシャセブン _1.再会
_2.谷間の虹
_3.君眠る丘
_4.天国の岸辺
_5.陽気に行こう
_6.陽のあたる道
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1973年に、高石ともや、城田じゅんじ、坂庭しょうごの3人での活動がはじまり、それから、解散するまで、東芝EMIから107ソングブックシリーズをはじめ、何枚かのLPを出してきました。高石は、あの受験生ブルースを出したあと、アメリカの放浪で、トム・パクストンをはじめとするフォーク・シーンの影響を受け、その中で、ブルーグラスに出会ったようです。

私がナターシャを知ったのは、ブルーグラスを知り始めて学生時代にいろいろ聞きあさっていたころです。ある日、大学生協の新聞で、帯広の街で飲み代を稼ぐのに、夜になると、道ばたで楽器を弾いている・・という記事を見つけました。そして、ほんの何日かあとに彼らと出会うことになりました。で、楽器で遊びながら、鍋を囲み、たいていナターシャの曲を歌います。高石の訳詞・オリジナル曲とも、今となっては、ちょっと、クサイのですが、私は、好きですね。で、そのとき、すっかりファンになりました、ナターシャの。

で、そのころ、ナターシャが帯広に来ることになり、なんと、NHK北海道が追っかけで農業高校のナターシャコピーバンドを取材していました。その中に、現在、グラスランド・ファーマーズのバイオリン弾き、ツトムがいたのです。

たしか、1983年、ナターシャが解散する直前の帯広講演で、ファーマーズは、前座をして3曲ほど演奏しました。城田じゅんじが会場で聴いてくれて、お世辞でお褒めのことばをいただいたのを思い出します。演奏会のあと、レストラン、ランチョ・エルパソで夜中まで、ジャムをしました。高石ともやは、ホテルに帰ったけれど、城田じゅんじ、坂庭しょうご、ベースの、進藤さとひこくん。坂庭、進藤は、その後、SAMを結成することになります。

いろいろ、想い出深いグループです。